らくだ山通信

ハナシノブの季節です♪

待ちに待った6月♪そして梅雨の訪れ♪♪

毎年5月30日(ごみゼロの日)から6月5日(環境の日)は、「全国ごみ不法投棄監視ウィーク」。市民・事業者・行政が一体となってごみの不法投棄等への対策を強化することとしています。

ゴミゼロウィーク期間中の今日は、パークボランティアや阿蘇自然環境事務所のレンジャー、休暇村南阿蘇のスタッフなどが集まり、集団施設地区周辺のごみ拾いをしました♪

ビジターセンターと野草園、休暇村南阿蘇がある一帯は、「南阿蘇集団施設地区」に指定されています。「集団施設地区」とは、環境省が指定を行い、「公園の利用及び管理のための施設を総合的に整備し、快適な公園利用の拠点とする地区」のこと。

みんなが気持ちよく阿蘇を満喫してもらえるよう、園地内はもちろん、国道265号線を3班に分かれてゴミ拾いしました。今回はボランティアさん以外はほぼ女性!おしゃべりも楽しみつつ、みんなで力を合わせて頑張りました。

活動のようす

例年と比べるとごみの量が少なかったです。ただ、タバコの吸い殻がとっても多くて悲しい気持ちになりました。ペットボトルや空き缶なども、資源として回収できたものはほとんどありません。「捨てればゴミ、いかせば資源」、路傍に咲くスイカズラの香りに癒されながら、そんなことを思いました。

ちなみに我らがパークボランティアさんたち、昨日は北外輪のミルクロード周辺の清掃活動も行っています、詳しくは自然公園財団のきべどんブログをご覧ください♪

http://www.bes.or.jp/aso/blog/detail.html?id=5201&

さてさて、梅雨は苦手な方もおられるでしょうが、私はこの季節がとってもすきです。

ハナシノブ【Polemonium kiushianum横田整一郎様撮影】

それは、ハナシノブが咲く季節だからです。淡い青紫色の上品な佇まい、そして「花忍」という優しい言葉の響き。

環境省のレッドリストでは最も絶滅のおそれが高い絶滅危惧ⅠA類に指定されています。阿蘇の草原に自生している個体数は500個体ともいわれるほど。阿蘇野草園では、このハナシノブを観察することができます。見頃は6月中旬くらいでしょうか。雨の野草園がきらきらしてみえるのは、ハナシノブのおかげかな。

ちなみに、第33回はなしのぶコンサートは6月23日(日)に開催いたします。お楽しみに♪

梅雨の楽しみは、ハナシノブだけではありません。

クリスタルの輝き♪

雨の雫がいきものをさらに輝かせてくれます。

バイカウツギ【Philadelphus satsumi横田整一郎様撮影】

ただでさえ目を引くバイカウツギも、雨のおかげでよりしとやかに♪

なにより、雨の日って澄んだ空気が一段とおいしく感じます。野草園の中は特にそう。

そんな雨の週末、雨がっぱ着て長靴はいて、野草園でわくわくいきもの探検隊♪してきました!

なんばみっけたとかな?

かわいい花や虫たちとの出合いに、どきどきわくわくでした!

ミヤマウグイスカグラの実が、ほんのり甘くてジューシーで、とってもおいしかった♪

アリジゴクが釣れた?!

男の子が立派なアリジゴクをみっけてくれたので、実体顕微鏡で観察しました♪ウスバカゲロウの幼虫は、大あごが自慢。すり鉢状の巣の底でじっと獲物を待ち、獲物がこのすり鉢にかかろうものなら自慢の大あごで砂粒を獲物に投げつけます。

立派な大あご!

いきもの探検隊の副隊長、あそじいがアリジゴクの体のしくみを教えてくれました。首の動きもとてもかっこいいです。後ろ歩きしながら(ちなみに幼虫は前には歩きません)、大あごを振り上げるようすなど、みんな大興奮!でした。観察したあとは、もとの場所へかえしてあげました。成虫になるのが楽しみばい♪

去年はじめて出会ったいきもんにも再会しました。

クワキジラミの幼虫いっぱい!

画像がいまいちなのでわかりにくいですが、白いふわふわの先に幼虫がいます。植物の汁を吸っているところ。おしりに雨粒がついてるみたい♪この汁は甘いのかな、アリもいました。

最後にご案内です♪

ただ今館内にて、自然公園財団阿蘇支部の協力のもと「自然界に生きる野生動物たち」の写真展を開催しています!

写真展のようす

期間:平成25年6月1日(土)~平成25年6月30日(日)9:00~17:00※水曜休館

展示場所:南阿蘇ビジターセンター 多目的ルーム

見応えたっぷりの写真ばかりです♪是非是非足をお運びください。

 

 

 

 

 

コメントは受け付けていません。