らくだ山通信

深緑の季節がやってきました♪

久しぶりの写真日記です。お天気に恵まれた連休、いかがお過ごしでしたか。

ゆうすげの丘からの眺め(5月13日撮影)

昨日のガイドウォークでは、こんな贅沢な眺めを楽しむことができました♪白い雲のようにみえるのは、ミズキの花。ミズキは上向きに花を咲かせるので、ゆうすげの丘から楽しむのがおすすめです♪♪ホウチャクソウやカノコソウ、クリの葉っぱを巻くナミオトシブミのカップル、おなかのふくらんだギンイチモンジセセリなどなど、この時期ならではのいきもんとの出合いに、どきどき、わくわくでした。今日のお客さまは、去年福岡のテレビ番組でこのガイドウォークを知ったそうで、とっても喜んでいただけました。よかったよかった♪

ガイドウォークのようす(5月3日撮影)

遠見塚はほんっと、風が心地良くて癒しの場です。キビタキやオオルリ、カッコウもやってきてさえずります。のんびりお散歩におでかけください♪

4日(土)は、第1回目となる「阿蘇わくわくいきもの探検隊」を開催しました!これは昨年までの「いきもの調査」がパワーアップしたものです。隊長は私「まきねぇ」が、副隊長には「あそじぃ」こと岡俊樹先生がつとめます。隊長が少々頼りないのが難点ですが、みんなでいきものの暮らしぶりをめいっぱい観察しようとおもいます。

探検隊のようす

今回はたくさんのこどもたちのおかげで相当な数のいきもんをみっけました、一番盛り上がったのはアリジゴク掘り!あそじぃがアリジゴクを上手に掘り出すのを見て、みんな目がきらきら♪毎月第1土曜日開催、雨天決行です、是非ご参加ください!

連休中はクラフト体験も好評でした♪

クラフトコーナーのようす

ガイドウォークや野草園をのんびりお散歩のあと、クラフトを楽しむ方が多いようで、嬉しいかぎりです!また、遊びに来てください!

ではでは、ちょっとだけ自然だよりをば。メルマガでは開花情報を掲載中です。

カノコソウValeriana fauriei【横田整一郎様撮影】

オミナエシの仲間なので、「ハルオミナエシ」とも呼ばれます。ベニシジミも大好きなよう♪

サカハチチョウAraschnia burejana【横田整一郎様撮影】

この模様、とっても素敵でしょ♪春型と夏型とでは衣替えしたかのように模様ががらっと変わります。私は幾何学模様のような春型がすきです。

ヒゲナガオトシブミParatrachelophorus longicornis【横田整一郎様撮影】

はじめての出合いに大感激♪名前のとおり触覚がとーーーっても長いですが、オスは首も長いです!コブシやクロモジなどの葉っぱで揺籃(ようらん、この中に卵を産み、幼虫は食料兼安全なおうちの中で成長します)をつくります。写真はケクロモジの葉っぱにいるオス。かっこいいね!

イタヤハマキチョッキリByctiscus venustus【横田整一郎様撮影】

トウカエデの葉っぱを巻いているところ。1㎝にもみたない小さな体で、近くの葉っぱをたぐりよせて巻き付けるようすを見ていると、励まされる思いです。

他にもさまざまないきもんがみられます、是非遊びに来てください。

最後におねがいです。

御存知の方も多いかとおもいますが、この時期はハシブトガラスの子育ての時期です。少し目を離したすきに、食べ物やお弁当箱、荷物などを持ち去ってしまったり、巣のある展望所付近では襲われることもあります。

カラス注意の看板

対処法なども書いていますので、ご確認ください。園内、もしくはその周辺でお弁当を食べる方にはできるだけご遠慮いただくようお願いしているのですが、気持ちの良いお外で食べたいというお気持ちはよくわかりますし、まさか自分のお弁当を持ち去られるとは思わないですもんね。カラスにエサをあげる方もおられますが、カラスは野鳥です。自分でちゃんとエサをとることができます。人に頼るようになったカラスには、辛い現実が待ち受けます。

ビニールごと食べるカラス

ビニールや柔らかいお菓子の袋などを一緒に食べてしまいます。これらは消化されずにカラスの体内に残り、消化器官に悪影響を与える可能性もあります。また、展望所付近ではそれらのゴミが散乱してしまうかなしい事態も起こっています。

カラスはとっても賢くて、家族思いのいきものです。カラスといい関係を保つために、私たち人間が、私たち自身の行動にちゃんと気を配ることが大切です。みなさんのご理解とご協力を、心よりお願いいたします。

ぼくからもお願いします。

キツネより。

 

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